発売されてから20年経ちますが、「Duo3.0」は今も人気ある単語帳です。
Duo3.0は、英語の学習を始めてから早い段階で購入しましたが、その時の私は中学生以下の英語レベルのため見事に挫折しました。
中学英語を終えた後にDuo3.0の簡単バージョンのDuo selectという単語帳を使ってました。
Duo selectを使った私の勉強法は、ゲームをしながら音声を聞き流すだけという、果たして勉強と言っていいのか疑うレベルのやり方でしたが、半年かけてテキストに載ってる単語は大体覚えたので少しは効果あったようです。
これでようやく念願だった3.0に進めます。
Duo3.0とは
Duo3.0は、560の例文を覚えることで重要単語1600語と重要熟語1000語を覚えられるという優れものです。
例文の一つには、だいたい重要単語3,4語と重要熟語が入っているので、効率よく単語を覚えられます。
たとえば、「Medical breakthroughs have brought about great benefits for humanity as a whole.」という例文であれば、「医学の飛躍的発展は人類全体に多大な恩恵をもたらしてきた。」という意味ですが、この例文を覚えることで重要単語4語(medical / breakthrough / benefit / humanity )と重要熟語2語(bring about... / ... as a whole)をマスターできます。
Duo3.0の英文は、単語と熟語を効率よく暗記できる価値のある例文というわけです。
Duo3.0の語彙レベルは、例文に載ってる見出し語2569語とその派生語・関連語等を合わせると4783語までいきます。
これらに中学英語を加えると6000語程度に達するので、日常的なコミュニケーションなら十分なレベルになります。
Duo3.0を派生語や関連語等までマスターすれば、TOEICなら780点、英検なら準1級レベルになります。
上の写真でいうと左が見出し語、右が意味と派生語・関連語、同意語・反意語になります。
このようにDuo3.0は、効率よく単語と熟語を覚えられることから、出版から20年経つ今でも人気の単語帳となっています。
ただし音声は別売り
Duo3.0のテキストだけだとCDが別売りなので音声が聞けません。
Duoは、例文を覚えて単語と熟語をマスターするので、私はしぶしぶCDを購入しました。
オーディオブックでも音声が手に入るみたいですが、いずれにしても音声がないと話になりません。
CDには、基礎用CDと復習用CDとがありますが、私は両方とも買いました。
基礎用CDは、最初に例文をスロースピードでゆっくりと、単語も読み上げられます。
日本語訳、スローで例文、見出しの単語、普通のスピードで例文、といった感じで丁寧ですが、全部終わるのにめちゃくちゃ時間がかかります(5時間)。
全部でCDが5枚、値段も3000円くらいと高めです。
復習用CDは、普通のスピードの例文だけなので1枚のみですが、値段も1300円くらいと安いです。
最初は、基礎用CDも使ってましたが、ある程度覚えたら復習用CDだけでいいと思います。
基礎用CDだとあまりに時間がかかるので途中から復習用CDのみで学習してます。
最初から復習用CDだけしか買わず、今では全部暗記したという人も多いので、少しでも安くしたい人は復習用CDだけでも十分だと思います。
私も基礎用CDと復習用CDのどちらかを選べと言われたら、間違いなく復習用CDを選びます。
副教材として、CD以外にも例文が載ってる携帯用カードも発売されてますが、テキストがあればなくても大丈夫です。
学習法
私は最初に例文を覚えて、後から単語と熟語を覚えるようにしてます。
最初にテキストを見ながら音声を聞くという作業をひたすら繰り返し、あとは音声に続けて音読するということを何十回もやりました。
まだまだ完璧とはいえませんが、例文の方はだんだんと覚えられてきました。単語の意味はわからないのが多いですが……。
ネットで他の人がDuoを使ってどうやって覚えたか検索しましたが、他の人も似たような感じで覚えてるみたいです。
テキストで推奨されている学習法
ステップ1
・560本の見出し例文を、それぞれの単語・熟語の意味を理解しながら和訳する。
・基礎用CDを利用して、「日本語⇔英語」の返還が自然にできるようになるまでリスニングを続ける。
・日本語での意味をイメージしながら英文の音読を繰り返す。
ステップ2
・復習用CDを毎日2回ずつ聞くことを1か月繰り返す。
ステップ3
・一通り覚えたら、派生語・関連語を覚える。
最初はけっこうしんどい
実際にDuo3.0をやってみましたが、聞くだけで1回で1時間かかる(復習用CDだと5時間!)ので、挫折する人が多いのがよく分かりました。
挫折する人が多いことを最初から分かってたので、最初のうちはテキストを開かず、聞き流しみたいなこともしてました。最初の頃の聞き流しは基礎用CDの方が効果があった気がします。
睡眠学習と称して寝てるだけの時もありましたが、この怠けながら覚える学習が良かったのか意外とすんなり音読に進めました。おかげで挫折はせずに済みそうです。
また、音読がしんどく感じる時は目でテキストを追うだけという時もあります(というかほとんど)。
私の場合は小学生以下のレベルで英語学習をスタートしたので、Duo3.0の派生語や関連語も覚えれば日常会話では問題ないレベルまでいけると知った時はむしろやる気が出ました。
とはいえDuo selectと比べると想像の遥か上を超えてくる量なので、派生語まで覚えるのにこれから1年は覚悟してます。
最近、脳科学の教授が書いた論文を読んだのですが、英語学習にはリスニングを重視するのがいいそうです。
最初からテキストを読まずにリスニングするのが脳の仕組みを活用した言語学習として優れてるそうなので、私の学習法にも機会があれば取り入れてみたいです。
英語を英語のまま理解するというのに憧れてますが、これはあと数年はかかりそうです。