日本人が英語ができないのは、英語を日本語に直すのに後ろから訳したり、英語を英語で理解しないからだそうです。
そうはいっても英語が母国語でない我々日本人には英語を理解するのに時間がかかります。
そもそも、どんなことをすれば効果的に英語が身につくのか分かりません。
図書館で英語の勉強法についていろいろと調べたところ、どうやら多読というのがいいということを知りました。
英語の多読
日本語と英語の構文はかなり違います。
日本語は主語、目的語、動詞といった順番ですが、英語は主語、動詞、目的語といった順番です。
英語を上達するにはこの順番のまま、英語をそのまま理解するということが大事だそうで、そのためには簡単な英語に多くふれるということが大切なんだそうです。
つまり、英語初心者は英語を母国語とする児童が読むような本から段々とステップアップしていくのが効果的のようです。
早くステップアップするためにも、たくさんの本を早く読む(多読)、これが遠回りのようで英語を習得する近道みたいです。
児童向けの本から多読を始めた中学1年生が、中学3年の頃にはTOEICで800点以上取ったという例もあります。
小学1年生に英語の本を与え続けたところ、小学5年生までに英検準1級に合格したといった例もあります。
日本人が英語ができない理由の一つに、英語に触れることがそもそも足りてないというのがあります。
英語の多読で一つの目安となるのが100万語です。
日本の学校で触れる英語はせいぜい数万語だそうなので、これだとかなり足りてないことになります。
学校で英語を勉強してるだけでは本1冊分にしかなりませんが、多読ならその100倍も可能となるわけで力がつくのは当然といえます。
多読なら学校で勉強するのと同じ期間で100万語に達することも可能なので、挑戦する価値はあると思います。
英語多読の初心者は、絵本や児童書レベルから始めます。
Leveled Readers、Graded Readersシリーズといった子供向けの本を何冊か読みましたが、これらの本なら知ってる単語が少なくても絵を見れば何となく分かります。
大人にも絵本が好きという人はいますが、児童向けの本なら絵を楽しみながら勉強にもなります。
多読では分からない単語があっても辞書を引かなくていいのですが、何度も出てくる表現は自然と身に付くからだそうです。
分からない単語が多い場合は、その本がレベルに合ってないということです。
図書館にある英語の本を有効に活用しよう
英語の多読の効果については、いろんな専門家が認めてますが、問題はその時々の自分にあった英語の本を選べるかです。
特に最初のうちはレベルに合った本を見つけるのが大変で、児童向けの本だと1冊で数千語もなく、本そのものも高かったりします。
そこで利用したいのが図書館です。
私は神奈川県に住んでるので神奈川を例にしますが、横浜市西区にある中央図書館には、英語で書かれた本が1階の児童向けコーナーと3階の外国語コーナーにあります。
児童向けコーナーだけでも結構な数の英語の本があります。
ネットで表紙を見ただけでは本のレベルが分かりませんが、棚にある本を手にとってパラパラめくれば自分にあったレベルかどうか分かります。
横浜市には全部で18の図書館がありますが、ネットで予約すれば最寄りの図書館で受け取れ、返却もできます。
横浜市に住んでるか勤めてる人だけでなく、近隣の市に住んでる人であっても本を借りることが出来ます。
本は10冊まで借りれるので、これと予約システムを利用すれば自分にあった本と出会えるはずです。
英語多読始めました
図書館で児童向けの英語の本を手にとって開いてみましたが、児童向けなのにすんなり読めませんでした。
予約して何冊か借りてみましたが、今度は選んだ本が悪いのか読んでて面白くなかったです。
別の日に今度は3階の英語コーナーで探してみたところ、ラダーシリーズなら何とか読めることが分かりました。
自分のレベルでも読めそうな本があることが分かり、週に1冊を目安に英語の読書に挑戦することにしました。
このシリーズなら値段も安いので毎週1冊ずつ買っていってもお小遣いの範囲で済みます。
多読のポイントは
- 速く
- 訳さず英語のまま
- 辞書を使わないことです。
今週は、ラダーシリーズでも一番単語数が少ないこの二冊(手袋を買いに、よだかの星)を読みました。
確認のために日本語版を読んだら、少し違ってました。このレベルで間違えるのは少し萎えますなあ。
でも、二回目は内容も分かってクリアに読めました(当たり前)。
とりあえずは100万語を目指して地道にやってみることにしました。
現在3000語